自分に寄り添ってくれる、やさしいリハビリマジック

私は脳梗塞の後遺症で指が思うように動かせない状態ですが、しょうごさんは「大丈夫ですよ」と優しく声をかけてくださいました。
最初に教えていただいたのは、輪ゴムを使ったマジック。
私の手の状態を考慮し、通常のゴムではなく、 柔らかいゴムを用意してくださったことに驚きと感謝の気持ちでいっぱいでした。

レッスンは、いきなりマジックを始めるのではなく、まずは簡単な手の体操やグーパー運動から。
最初は「なぜこんなことを？」と思いましたが、実はこれもマジックをスムーズに行うための準備だったのです。
すべての動作に意味があり、ただの練習ではなく、 私の状態に合わせたアプローチをしてくださっているのだと実感しました。

“今の私にできること”を見つけてくれるプログラム

特にMRP（マジック・リハビリ・プログラム）を体験して感じたのは、「特別感」です。
決してマニュアル通りに教えるのではなく、「今の私に何ができるか？どこまでできるか？」をしっかりと見極めたうえでマジックを選んでくださっているのが伝わってきました。

素人ながらも、まるで医師が患者に合った薬を処方するように、その人に合ったマジックを提供してくれているように感じます。
何より、できることが増えていく喜びを感じ、「もっと頑張ろう！」という前向きな気持ちになれました。

まだ始めたばかりですが、もっと上達して早くマジックを披露できるようになりたいです。
童心に帰ったような、ワクワクした気持ちを久しぶりに味わっています。